こんにちは、盆栽鉢ストアゆきものです。
2025年8月より、タイの鉢作家コブさんの小さな鉢の取り扱いを始めました。
(販売中のコブさん鉢はこちら)
精緻な作りと、タイの自然を感じさせるオリジナルなデザインに、当店オーナーは感銘を受けています。その良さをもっと知っていただきたく、コブさんについて記事をまとめました。
コブさんは、もともとジュエリーデザイナーとして仕事をしていました。小さな鉢づくりを始めたきっかけは、趣味のコーデックス栽培でした。
「特にセンナ・メリディオナリス(マダガスカルに自生するマメ科の木)に夢中でした。形をコンパクトに丸くつくっていくことが楽しくて」とコブさん。
ところが、自分の木に合う素敵な鉢がタイにないと気づき「それなら自分でつくろう」と鉢づくりが始まりました。
現在、コブさんの自宅の庭には、たくさんのコーデックス豆盆栽があります。種から育てるものもあれば、購入した苗木からつくるものもあります。
鉢づくりに試行錯誤を重ねたうえ、現在のコブさんは鉢の専業作家として活動しています。作品の多くは彫り込みによるもの。使用する土は、タイで一般的に販売されている粘土から、地元の川や地面から採取した土のブレンドまで、さまざまです。
コブさんの鉢の特徴は、独創的ななかたちや、精緻なレリーフです。作品のイメージはいったいどこから生まれるのでしょうか。
「まず頭の中でざっくりとしたイメージを描き、指を動かしながら即興で形にしていきます。この直感的な制作プロセスは、私が受けてきた美術教育に影響を受けているかもしれません」
コブさんの鉢には、タイで目にする植物や虫、動物などがデザインモチーフとしてよく登場します。
なお、コブさんの名前Kobはタイ語で「蛙」の意味です。かわいい!
デザインの着想元となっているタイの美しい風景――コブさんの家の近所や、近くの海辺の景色――の写真を、コブさんからいただきました。
ぜひ写真から、コブさんの世界観とタイの空気を感じてみてください。そして改めて、オンラインストアに掲載中のコブさんの鉢を眺めてみてください。お気に入りの一鉢を選ぶヒントになれば嬉しいです。(販売中のコブさんの鉢はこちら)
Hello & thanks, Kob-san!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
ここに掲載の写真はすべてコブさんからの提供です。